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Experience_Tian

田子楽 Tian Zile

筑波大学人間総合科学研究科芸術専攻博士前期課程合格
早稲田言語学院


私はこんな速いスピードで大学院に合格できることは一度でも思わなかったのです。

ずいぶん前から日本に留学することを決めたけれども、本格的にこの土地に踏んだあと、私は、果たしてどんな姿勢でここに生きていくでしょうか、という不安感が湧き出ました。しかし、早稲田言語学院の先生たちから予想以上のやさしさを与えてくれて、だんだん日本での学習や生活に慣れてきました。

筑波大学大学院入学試験を準備していたあの二ヶ月間、渡部先生の個別相談を何回もやりました。最初、先生は私の研究計画書についてよく理解できないところがたくさんあるが、ひとつずつ詳しく聞き、内容も繰り返して確認してくれました。そして、面接時聞かれる質問を予想し、何度も何度も練習しました。その中に、知らず知らずのうちに話し言葉や面接で備えべき能力を強めました。私は小さい頃からずっと面接、プレゼンテーションなどのフォーマルな場面に出るのは苦手なのですが、これから良い反応をすることができると思います。

筑波大学に合格した後、私は一番入りたい学校、東京芸術大学を目指し、渡部先生の個別相談を再びしたい気持ちを伝えました。先生のスケジュールはいっぱいだけど、ご多忙中でわざわざ時間をもらえ、誠に感謝いたします。芸大に向けの準備であるかもしれませんが、先生の要求が前より高くなり、ペラペラしゃべれることはおろか、言葉の長音、促音まではっきり話せるように要求されました。日本語のリズムを把握しなければ自分の言いたいことを相手に伝えなくなちゃうよと、先生から言われました。一方で、面接は5分を超えない時間制限あるので、練習していたときも本番のようにタイマーを見ながら、作品のプレゼンテーションをしました。最初は私の話しペースはすごく速く、リズムを乱すことになりました。たゆまず何回も練習し、漸次に良くなりました。先生との相談が大変助かりになり、本番の面接で良いペースで自分の考えと研究したいことを教授たちに伝えました。

結局は、芸大に不合格することになってしまい、惜しい気持ちを感じたが、必ず自分が何か足りないところがあると思います。先生は完璧だと思うんですよ(笑)。自分は先生にご相談いただき学生たちの一人で、先生にとって、取るに足らないほど微々たるものであるが、先生との練習した時間は私の人生のかなり重要な思い出になります。

これまでずっとお世話になっており、ありがとうございました!

これから大学院で研究し、輝く未来が見えるように一生懸命頑張ります!

*とにかく素直に私の指示を守り、実行してくれました。選ぶ側の大学院の教員の立場からすると、院生の選抜は将来の同僚選びでもあります。当然ながら人間同士のコミュニケーションがスムーズに進む人物は合格させやすくなります。素直な人柄がにじみ出るような良い意味での「お坊ちゃん」風の雰囲気がプラスに働くような受け答えを入念に練習させました。